初めに
ラジコンヘリコプターの飛行は、大きく分けると、ホバリング(静)、上空飛行(動)になります。
それぞれに簡単な事、難しい事が有りますが、初心者は舵の操作を覚える為にホバリングの練習から始めます。いきなり上空飛行はむりなので・・・。
このページでは、ホバリングから、上空飛行が出来るまでを説明してゆきます。
この通り練習してゆけば、必ず飛ばせるようになると思います。
また、すでに飛行が出来る方も、参考になるところがあると思いますので、一度読んでいただくと良いと思います。
<送信機のスティック操作をマスターしよう。>
実際の飛行をする前に、かならずスティック操作を覚える事が必要です。
実際に送信機を持って見て、スティックの動きと、その操作による機体の動きかた、あと呼び方などを覚えましょう。
これは、後の実技の練習で必ず覚えていないといけない事です。 家の中でも出来(イメージトレーニング)るので、よく頭に入れときましょう。
送信機の右スティックを上に倒しますとエンジンの回転が上がり、同時にメインローター(主回転翼)の角度が増し浮力を得て、上昇します。
この事をエンコン(エンジンコントロール)を上げると言います。 又、逆に右のスティックを下に戻しますと、逆の動作になり降下します。この事をエンコンを下げると言います。
 
右のスティックを左に倒しますと、左に、右に倒すと、右にヘリコプターが傾き、移動し始めます。
もし、ヘリコプター自体がスピードに乗っていればバンクします。この事をそれぞれエルロン左または、右と言います。
 
左のスティックを下に倒しますと、後に、上に倒しますと、前にヘリコプターが傾き、移動し始めます。
もし、ヘリコプター自体がスピードに乗っていれば上昇または下降します。この事をそれぞれエレベーターをアップ、ダウンと言います。
 
左のスティックを左に倒しますと、左に、右に倒すと、右に、ヘリコプターの機首を振ります。この事をそれそれラダー左、右と言います。
 
左右のスティックは、斜めに倒す事により、上記の動作を同時に行なう事が可能です。(たとえば、エレベーターをダウンにしながらラダーを右にするなど)
これらの専門用語は飛行機の操作から来ています。従って、実機(本物のヘリコプター)の呼び方とは異なっています。
次に送信機の持ち方ですが、腰のあたりで送信機を持ち、スティックに軽く親指を乗せてください。
この時、親指の腹ではなく、先端付近で操作をすると、細かい操作がやりやすくなります。
基本的な操作は憶えられたでしょうか? 次のステップではいよいよ実際のフライトに移ります。
<ホバリングをマスターしよう。>
ヘリコプターのフライトの中でホバリングは基本中の基本なのです。 上空飛行やアクロバット飛行はこの延長線にあるので、しっかり出来るようにしたいですね。
しかし、言い方を少し変えれば、ホバリングはフライトのなかでは一番むずかしい事なのかもしれません。
たとえ、アクロバットなどの高度なテクニックが出来るようになっても、ホバリングは決して簡単にはならないのです。
単純に見えますが実は奥が深いので、こころして練習して下さい。
目の前で、なんとなく飛行する事もホバリングと言いますが、まるで、何かの上において有るように停止する事もホバリングなのです。
完璧に空中で停止させる事は本当に困難で、全神経を集中し、操縦しなければならないのです。
*ホバリングの第1段階
浮上前の基本的なスティック操作と機体の動きを実際に練習しよう。
まず最初は方向などを把握するために、ヘリコプターを風上に向け、その5メートル後ろに立ちましょう。
ヘリコプターの正面に立ってしまうと左右の操作が逆になるため、間違いを起こしやすくなります。

これで準備OK、操作に移りますが、始めのうちは地上から浮かさないでおきましょう。
操縦になれていない内に浮かしてしまうと、コントロールが思うように出来ず、すぐに壊してしまうからです。
では、どうすれば良いか?と言うと、右のスティックを少しずつ上げていき、地面から離れるか、離れないくらいでスティックを止めます。
絶対に浮上させないで下さい! もし、機体が浮上しはじめたら、スティックを戻して下さい。

地面にいる機体をコントロールしてみましょう。
右のスティック(エルロン)を左右に傾けて見ます。機体は貴方の操作通り、傾くはずです。
意外に鈍感でしょう。しかし気を抜いてはいけません。そのままの操作では、簡単に転んでしまいます。
次に左のスティックを前に・・・。機体の前傾する事がわかりますね。
この段階はあくまで、操作に対しての訓練です。絶対に慎重に行って下さい。
左のスティックの左右で、機体の尾部が左右に少しずつ回転するでしょう。 何度か、いろんな操作を行い、指先の動きと機体の動きの関連性を感じ取って下さい。
次にもう少し、エンコンスティックを上に・・・。
機体は浮き上がりそうになり、機体が思わぬ方向へ傾き始めるでしょう。 この時、しなければいけないのは、傾いた方向と逆の舵操作をして、機体が傾かないようにする事です。あくまで機体が同じ所に止まる操作をするのです。
絶対に機体の行きたい方へ行かせてはだめです。 とにかく、先程とは異なり、エンコンを上げると(機体が浮上しそうになると・・)
とたんに不安定になります。
この段階では機体を浮上させてはいけません。 あくまで、浮上ぎりぎりで、練習しましょう。
とにかく機体は左右、前後又は回転方向に動こうとします。

一定の姿勢を保つように機体の動きと反対の操作をします。 この舵の操作を「当て舵を打つ」と言います。
もし、機体が地面から離れたらすぐ、エンコンを戻し機体を着地して下さい。
当て舵の打ち方は下記の通りです。
- 機首が左右に振れる場合は、その振れを左のスティックで振れた方向の反対に舵を打ちテールが自分に向くようにしましょう。
- 機体が前後に傾く場合は左のスティックを傾く方向の反対に打ち、前後の傾きを直しましょう。
- 機体が左右に傾く場合は右のスティックを傾く方向の反対に打ち、左右の傾きを直しましょう。
これらの操作方法は、始めに紹介した「スティックの操作をマスターしよう」を元にしています。
これが上達しますと振れに対してもすぐに反応できるようになり、機体が安定します。
なれないうちは、ちょっと浮くと操作が、解らなくなり、パニックになってしまいがちですので、
操作が解らなくなりはじめたらすぐにスロットルを戻し、完全に機体を着陸させてまず落ち着きましょう。

急いで憶えようとしても、人間の持つ集中力にも限界があるので、 休憩を入れながら確実な操作を出来るようにするのが良いのではないでしょうか?
*ホバリングの第2段階
完全なホバリングを習得するために高度を上げていく練習をしましょう。
第1段階目が完全に出来るようになったら、機体を5cm位浮かしてみましょう。
浮いたとたん、ヘリコプターは第1段階目よりも、もっといろんな方向へ動きます。
風の影響や、ローター自体が起こす吹き降ろしにより、機体が不安定な状態になるはずです。
この動きを安定させる様に操作しなければならないのです。
操作方法は第1段階で練習した事とあまり変わらないのですが、第1段回目のように地面に触れているところが無い為、動きが早く、大きくなります。
そこで操縦者はすばやい判断力で機体の動きを止めなければなりません。そのため、素早いスティック操作が必要になるわけです。
「舵の打ち方に付いて」に段階を追って舵の打ち方を説明していますので、参考にして下さい。
機体がなんとなく、浮いている様になったら、意識的に少し、上昇させて下さい。
高度50センチ程で、上昇下降を繰り返して下さい。 また違った難しさが出てきます。とにかく何か新しい事に挑戦するとすぐ、違う操作が必要になります。
高度50センチ、高度20センチと異なった高度で、ホバリングして下さい。
この段階で少なくとも1〜2分ほどは空中に浮いているようになって下さい。

*ホバリングの第3段階
目の高さで安定させましょう。

ホバリングで、高度変化がコントロール出来るようになったら、スキッドが目の高さになる位置で、じっと止まれるように練習します。
この高さが、ラジコンヘリコプターにおけるホバリングの基本高度となり、また、安全なホバリング高度とされています。
ローターの回転面が目の高さになると非常に危険です。 また、この高度での練習は前の段階より危険になります。十分注意し、じっくりと練習しましょう。
この段階での練習で気を付けなければならないのは、操縦者の正面からヘリコプターがずれないようにする事です。
もちろんヘリコプターも正面を向いていなければなりません。
また、良く見ると飛行中のヘリコプターは、少し右に傾いているはずです。
最初のうちは奇妙に見えるかもしれませんが、ヘリコプターの特性上こうなってしまうのです。
今まで、操縦していたヘリコプターの姿勢とちがうので、戸惑うかもしれませんが、前後の舵に注意して、決して自分にぶつからない様、十分注意しましょう。
多くの場合、ローター面の上側が見えるような姿勢になると、急激に自分の方に近寄って来ますので危険です。まして、機首の方向が変わる(横や後ろを向いてしまう)と、パニックになってしまう事あります。
その時は機体を壊すつもりでエンコンを下げましょう。
事故を起こさない事が第一です。
また、熱中しすぎて燃料の量に気を使っていないと、ガス欠になってしまうので注意して下さい。
急に回転が高くなったら要注意! ガス欠かも知れませんので、落ち着いておろして下さい。
接地は、落ち着いて行なって下さい。
着陸のこつは、目の高さから地上30cm位まで一定速度で下げ、いったん降下を止めてから、前後左右に移動しない事を確認後、徐々に高度を下げて、まっすぐ垂直に着陸させます。
この時に、絶対に機首を持ち上げた状態で(バックしながら)高度を下げないで下さい。
もし、テールから先に着地してしまうと、多くの場合メインローターでテールをたたき、壊れてしまいます。また自分の方に接近してきますので、危険です。
言い替えると、まだ前傾姿勢の方がましだという事です。
また、急速な着陸はヘリコプターにとって大きなダメージになりますので、着地寸前に全神経を集中し、ソフトに着地して下さい。
この段階が一番重要になりますので、十分時間をかけて練習して下さい。目の高さでのホバリングで、ヘリコプターが上下、左右30センチ程の空間で安定するまで、次の段階に進まないで下さい。
<上空飛行に挑戦してみましょう>
ホバリングが出来るようになると、上空を気持ちよく飛行させたいと誰もが思うでしょう。
しかし、急に上空に上げてしまうと、絶対といっていいほど墜落させてしまいます。

上空飛行は、ホバリングと違った技術が要求されるからです。
とは言っても、段階を踏んで練習してゆけば、必ず飛ばせるようになりますので、焦らず取り組んで下さい。
上空飛行の第1段階
横移動に挑戦してみましょう。
ホバリングが安定してきたら、次は横移動です。 この横移動は、あくまで、機首は風上に向けたままで、機体が平行移動する事です。
ホバリングの姿勢でエルロンを使用して左右に移動する練習です。
注意点は、機首が必ず前を向くようにする事です。もし機首が横に向いてしまったり、ヘリコプターと「にらめっこ」する姿勢になってしまうと、
操作が難しくなり、パニックになり易いので、とにかく機首の動きに注意して下さい。
従って、機首が風上に向いている時、貴方も同じ方向を向くよう、機体の後ろから操縦するわけです。
機首の向きが変化しそうになったらラダー操作で、コントロールして下さい。
この段階の貴方は自然に操作できると思います。 後は、左右に移動中エレベーターの当て舵が必要になり、速度が増すとその当て舵も間に合わなくなることが有りますので、
速度を出さずにゆっくり横移動するよう心がけて下さい。気を抜くと機体の移動速度が上がってしまうので、十分な注意が必要になります。
- 通常のホバリングで機体を安定させます。

- 最初は、1m右に横移動します。この時、ホバリングの姿勢が変化しないように注意して下さい。
- 1mの位置まで行ったら左エルロンを打ち、速度が完全に止まり、左に流れ出すまで待ちます。左エルロン(当て舵)の操作が多すぎると、いきなり左にすっ飛んできますので、慎重に・・・。
次に、スピードが出ないように右エルロンで、速度コントロールし(ブレーキをかけながら)、一定速度で2m左に移動します。(これで左右1mづつ移動できたわけです)

- 注意:
- 出来るだけゆっくり移動して、細かい機体の姿勢変化に注意し、当て舵を打っていって下さい。
また、高度やスピードが変化しないように注意する事も大切です。 一般的に速度が増してしまいます。移動中は常にブレーキをかけながら、慎重に操作して下さい。
- 上記のように平行移動が安定して出来るようになったら、次は、移動距離を伸ばしてゆきます。
まず、左右1mづつの移動を2mづつにしてみましょう。 これで馴れてきたら、また1mづつ伸ばし、最終的には左右10mづつ移動できるようにして下さい。
尚、ヘリコプターの特性として、右移動中は高度が下がりやすく、左移動中は上がりやすいので覚えておくとよいでしょう。
上空飛行の第2段階
少しだけ、機首を進行方向にしてみましょう。
第一段階での移動は機首が常に風上にむいた状態でしたね。 この段階では移動中のヘリコプターの機首を少しだけ進行方向に向けてみましょう。
時計で例えると、右に移動させる場合1時の位置、左は11時の位置に機首が向くように平行移動します。(機体を上から見て)
この時も速度は出さずゆっくりやって下さい。

この操作も、第1段階のように最初は1mづつから始め最終的には10mづつまで距離を伸ばしてゆきます。
移動をして行き、右端から左に向かう時(左ターン)は、左エルロンを打ちつつ、エレベーターアップを打ち(少量のブレーキ操作)速度が完全に止まったら、ラダーを左に打ちます。
左に滑り出したら当て舵を打ち、速度が上がらないようにします。右ターンは、エレベーターアップ以外、左ターンの逆です。
- 注意:
- スピードが出てしまうと進行方向に向いてしまうので、1時、11時の角度を維持するように注意して操作しましょう。
もし、進行方向に機首が向いてしまったら、その方向に自分のからだを向けて落ちついてリカバーしましょう。あくまで、ゆっくりとした移動を心がけましょう。
この操作になれたら、機首を1時から2時、11時から10時にして同じように練習しましょう。
最終的には3時、9時になるようにします。 角度が増えるに従って、機首が向く方向と操縦者の向く方向を合せるようにするようにすると早く上達します。
また、移動中の機体角度が増えるとエルロン操作よりもエレベーター、ラダー操作で方向転換するようになります。
この感覚を意識して覚えるようにして下さい。また、この時くれぐれも高度、スピードは上げないで下さい。
完璧に3時、9時の前進移動をする場合のターンは、エレベーターでスピードを完全に止め、ラダーで向きを変えると言う、逆に簡単な操作になりますが、ターンで高度が上がってしまう事が有りますので、一定高度を保つように心がけて下さい。
- 注意:
- 移動しているときは、一定速度になるように気を付けてください。なぜなら、移動途中で速度が落ちると、逆方向(バック)になってしまう事が多いためです。
こうなると、非常に操縦が難しくなり、最悪は墜落してしまいます。 また、ラダー方向転換時のラダー操作は出来るだけゆっくり行なうようにしましょう。
風などの影響で思わぬ方向を向く事があります。
上空飛行の第3段階
距離を伸ばし、高度を上げてみましょう
平行移動からなんとなく前進飛行が出来るようになったと思います。この飛行姿勢に馴れてきたら、距離を伸ばしてゆきましょう。
今のところ、左右10mづつをキープしていると思いますが、5mづつ伸ばし、左右15mに、また、馴れたら左右20mづつに、
とだんだん距離を伸ばしてゆき、最終的には50mづつ移動できるようになりましょう。
注意点は、太陽が正面に有ると機体が見にくくなりますので、出来るだけ眩しくない位置で飛行させて下さい。
また、地形などにより、どうしても太陽の方向を向かなければならない時は、つばのある帽子をかぶったり、サングラスなどをかけるとよいでしょう。
また、その他の注意点は第2段階と同じですが、距離が離れると姿勢が解りづらくなるので、より注意が必要になります。
 
長距離移動に馴れてきたら、少しずつ高度を上げてゆきます。 最初は少し上げ、地上から約4mをキープするように飛行させます。この時の左右の距離は恐くない範囲にして下さい。
馴れてきたら、10m位で飛行、また馴れてきたら15mと徐々に高度を上げてゆき、20m位で飛行できるようにします。
- 注意:
- 高度を上げた状態では、着陸が難しくなりますので、着陸させたいときは、落ち着いて行なって下さい。
具体的には、自分の正面付近まで機体を移動させ、機首を前に向け(テールが見えるように)ゆっくりと高度を下げてゆきます。
この姿勢を崩さないように注意し、前方に距離が有る場合も、バックで自分の近くまで移動させます。
この時、早く自分の方に持ってこようと焦らないようにしましょう。 焦ってしまうとスピードが上がります。
バックの状態でスピードが上がると、進行方向に機首が向いてしまい(急に)にらめっこ状態に陥りパニックになりますので要注意です。
上空飛行の第4段階
ターンの方法を変えてみよう
今までは、左右の端でホバリング状態の後ラダーによるターンでした。これを、だんだんスムーズな旋回にしてみましょう。
でも、この段階では、まだスピードを上げないで、ゆっくりした速度で飛行する事を心がけて下さい。
移動距離は、左右20mづつ位が適当でしょう。
それと、右側は左ターン、左側は右ターンを守って下さい。右側で右ターンするなど、逆のターンをすると、
自分に向かってくる所が出来ますので、恐い思いをするだけでなく、非常に危険です。
ターン その1
まず左ターンの場合、いままではスピードを落としてから方向を変えていましたが、スピードは落とさず一定で、機体を水平にしてからラダーを左に打ちます。
機首が90°左に向いたらラダースティックをニュートラルに戻し、エルロンを左に打ちます。
機首が180°左に向いたら、エルロンを右に打ち機体を水平にします。

もし、速度が上がってしまったら、エレベーターをアップし速度を下げますが、アップの量が多いとスピードが止まり、バックする事がありますので注意して下さい。
高度が落ちた場合はエンコンを使い、高度を保って下さい。
右旋回も同様に行ないます(逆になる舵も有りますが)
この旋回では、真上から見て8の字を描くように意識して練習して見てください。
ターン その2
ターンその1では、ラダーとエルロンを別々に打ちましたが、ここでは同時に操作し、スムーズな旋回に挑戦してみましょう。
左ターンの手順は、スピードを殺さず水平にしてから、まずエルロンを打ち始め、ワンテンポ遅れてラダーを打ってゆきます。
ラダーを打ち込むと、エルロン方向のバンクがきつくなりますが、約20°のバンク角を維持するようにします。
そのうち、機首が180°左を向きますので、ラダーをニュートラルに戻してから、エルロンを戻します。
このエルロンについては、右エルロンで姿勢を戻した後に、少しだけ左エルロンで当て舵をする必要があります。
右旋回も同様に行ないます。
ターンその1同様8の字旋回を意識して旋回して下さい。
尚、ヘリコプターの特性として、左旋回のとき機首が下がりやすく、右旋回では上がりやすいので覚えておくとよいでしょう。
上空飛行の第5段階
スピードを上げてみましょう
第4段階までの操作に自信が付いたら、徐々に飛行速度を上げ、スムーズなターンが出来るようになりましょう。
まず、高度を10m位まで上げ第4段階のように水平飛行します。 自分の前を通過した当たりで、エンコンをスティックの先端で5mm程上げ、高度が変わらない程度にエレベーターをダウン(ほんの少量)します。
すると徐々にスピードが増してきます。この時、わずかなエレベーターダウンでも操作する時間によって、速度がどんどん増します。
機体を良く見て、適度な速度になったら、逆に若干の当て舵で、同じ速度になるようにコントロールして下さい。
スピードが上がり過ぎると、ターンが難しくなりますので要注意!!
スピードが出たときのターンは次のように行ないます。 左ターンの場合、ターンするポイントに来たら、エレベーターをまず引きます。
機首を約20°程上向き加減にすると、だんだん高度が上がってきます。 2m程上がったら、エルロンを左に打ち、45°程のバンクを付けると同時にエレベーターを引きます。
この時ラダーは、ほんの気持ち程度左に打つときれいなターンが出来ますが、馴れないうちは打たなくても結構です。
機首が90°以上ターンしたときから、自然に機首が下がり、高度が下がってきます。
ターンの終わり近くになったら、エルロンで姿勢を水平にし、水平飛行の高度に戻すため、エレベーター操作(アップ)します。
最初の高度に戻ったら、姿勢が上向き加減になりますので高度が上がってしまいます。
これを抑える為エレベーターダウンし、一定高度で飛行できる姿勢にします。(少しだけ前傾姿勢)
これらのコントロールは機体の姿勢に応じた量や時間が必要になります。 なれない内はギクシャクしますが、スムースなコントロールが出来るよう何度でも挑戦して見てください。
右旋回も同様に行ないます。
- 注意:その1
- 速度が上がると、エレベーターの反応が早くなってきますので、自分のスティック操作で機体が上下方向に暴れ(ピッチング)、安定して飛行できなくなってしまいます。
暴れさせない為にはエレベーターを、じっくりあわてず、ジワッと操作することが大切です。
- 注意:その2
- 機体の水平を良く確かめましょう。多くの場合、ターン直後の機体の傾きを直すエルロンが足りない状態で、ターンを終了してしまいがちです。
この状態で、高度修正のエレベーター操作をすると、操縦者の方に向かってきてしまい、パニックになりやすいので十分注意して下さい。
- 注意:その3
- ターンの終わりに、機体を一定高度で飛行できる姿勢(少しだけ前傾姿勢)に戻す為、エレベーターダウンを打ちますが、このダウン操作は、急激に行なわないで下さい。
ダウン操作の方が、舵が効きやすく、あっという間に墜落してしまいます。
- 注意:その4
- 速度が増すと、テールが左右に激しくゆれる状態(ハンチング)になってしまいます。
これは、速度が増す事によってジャイロ感度が高くなるのと同じ状態になるからです。
この様な症状が出てしまったら、ジャイロ感度切り替えスイッチ(プロポ側に付いているスイッチ)を使用し、ジャイロ感度を落すとよいでしょう。
上記の注意点を良く読んで、徐々にスピードアップしてゆきましょう。 エンコンを先端で5mmで馴れたら、7mm、10mm、と増やしてゆき、最終的にはフルハイ(エンコンを一番上げた位置)まで出来るようになりましょう。
初めは、目の前を恐る恐る飛行していたヘリコプターも、この段階ではかなり広い範囲をかなりの速度で、飛行しているはずです。
出来るだけ、自分の前を速い速度で、長い距離を往復出来るようになって下さい。
また、メリハリのある飛行が、大切です。 直線はあくまで真っ直ぐ、旋回はスムースに向きを変え、再び直線飛行と・・・。
高い高度で、一定に飛行する事は今までとは違った意味で難しくなります。
とにかく、ヘリコプターのコントロールは、何か違った事をすればどんどん新しい発見が出来ます。それを順番に克服していって下さい。
これらの操作が完璧に行なえるようになったら、こっちの物です。 後は、スタント飛行をマスターするのもいいし、パイロンレースに参加したり、地方大会に出てみるのも良いのではないでしょうか?
あとは、出来れば、機体が横を向いていても、にらめっこ状態(対面)になっても、落ち着いて操縦できるようになるといいですね。
また、ホバリングから、上空飛行まで、あらゆるシチュエーションで独特の操縦感を楽しむ事が出来ます。
これが、飛行機と最も異なる所ではないでしょうか?
基本的にヘリコプターのコントロールは”なれ”しか有りません。 いろんな状況を体験し、なれて下さい。
ここまで出来た皆さんは、最初始めたころよりも、もっとラジコンヘリコプターの楽しさを実感できたのではないでしょうか?
でも、本当に楽しいことは、もっといっぱい有ります。
今後、もっと専門的なページも作ってゆきますので、ご期待ください。

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