当社では、JRのプロポPCM12Xや9X用のリポバッテリーを出しています。
このバッテリーを使用すると、ニッケル水素と比べ、高電圧を長時間保つことが出来るので、電波が安定して飛びますし、長く持ちます。
上のグラフは、単純に、電源を入れっぱなしにしたときの例です。
PCM12Xのニッケル水素バッテリーは2000mAh、当社のリポは2100mAhです。
100mAhしか違わないので、ニッケル水素バッテリーでも7時間持つことは不思議ではありません。
しかし、この実験をしたときに開発担当者から出た言葉は
リポについてではなく「ニッケル水素って、こんなにもつのか!」という驚きの声でした。
なぜなら、彼はニッケル水素バッテリーで、機体の調整などをやっていると「すぐにバッテリーがなくなる。」という感覚しかなく、リポに変えると倍くらい持つという認識なんです。
答えから言うと、ニッケル水素の自然放電量の多さと、11.1Vのリポバッテリーと9.6Vのニッカドバッテリーのエネルギーの差ということがいえると思います。
ニッケル水素は自然放電が激しく、対するリポは、年間5%とほぼ自然放電を考えなくてもいいほどです。
リポを使うと何日も充電しなくても電圧が変わりません。 一週間たってもほぼ以前使い終わったときの電圧です。
対するニッケル水素は、一週間もたつと電圧がかなり落ちてしまいます。
さらに、調整などしているときにはバックライトが点灯し消費電力が著しく増えるので、ニッケル水素とリポの差が顕著に出るのだと思います。
こんなことから実際に使ってみると、本当にリポのほうが容量の差以上に長持ちするように感じられるのだと思います。
あと、グラフから一目瞭然なのは電圧です。
リポは12.5V付近から11Vになるまで、かなり穏やかな一定した電圧降下になっています。
これは、「今、??Vだから、あと?時間は大丈夫。」というように、比較的正確な予測が出来ます。
それに、かなり使っても11V以上はあるわけですから、常に安心して操縦できるというわけで、F3C日本選手権レベルのフライヤーの必需品になっていますし、実際、ニッケル水素を使用している人のほうが少ないのではないかと思います。
まだやったことのない方は、是非一度お試しいただきたいと思っています。
送信機用リポバッテリー

No.2255
PCM12X・PCM10X用
定価 \10800 (税込 \11340)
No.2254
PCM9X用
定価 \10500(税込 \11025)
注意
グラフからも分かるように、11Vを切ると急激に電圧が降下します。
したがって、11Vになったら充電することを最低条件と考えていただくほうがいいでしょう。
また、リポはメモリー効果がないので「継ぎ足し充電」を行っても、全く問題がありません。
さらに、サンダーパワー製のリポなので3C充電が可能ですので、高レートでの充電で充電時間が短縮できます。
3C充電について・・・
PCM12X、9X用リポは動力用のバッテリーTP2100−3SPLと同じなので、6.3Aという高レートで充電可能です。
これにより、ほぼ空の状態から約25分程度で充電できますし、残量によってはかなり早く受電できてしまいますので、大変便利です。
短時間で充電できるというのは、特に屋外で充電するときに役立ちます。
なお、3C充電は「TP610C」か「TP1010C と TP210V の組み合わせ」のようにサンダーパワーの充電器、バランサー以外、行えませんので御注意ください。
フタバ12FGHをリポ仕様に・・・
フタバの12FGHはニッケル水素バッテリーが標準バッテリーです。
しかし、これをリポ仕様にすれば、PCM12X用リポ同様の効果があるに違いない・・・。 ということで、早速やってみました。

上がサンダーパワーリポTP2100−2SPL
下は、フタバ純正ニッケル水素バッテリー
No.1956
TP2100−2SPL
定価 \6700 (税込 \7035)
電圧: 7.4V(2-Cell)
容量: 2100mAh
連続放電: 15C(31.5A)
持続放電: 24C(50A)
最大放電: 24C(50A)
サイズ: 13X34X100(mm)
重量: 95g
※注意
事前に御注意いただきたいのは、今回やったことはあくまでテスト。 特にフタバさんの許可も得ていないし了解もされていないことです。
また、長時間のテストも済んでいないのでなので、自分で行う場合はくれぐれも自己責任ということを納得してからにしてください。
まず、どんなバッテリーがあうのか検証してみました。
ニッケル水素バッテリーを見てみると、ニッケル水素7.2V。 ということは、リポの2セル・・・7.4Vでちょうどよさそうです。
しかし、結構幅が狭い。
そこで、PCM12X用のバッテリーを試しに当ててみたところ、幅はばっちりあいます。
これはラッキーです。 なかなかこんなにぴったり合うようなことは珍しいです。
ということは、同じバッテリーで2セルが使用可能ではないかと想像できます。
早速、サンダーパワーTP2100-2SPL(2100mAh−7.4V)を付けてみました。
プロポに刺さるコネクタはサーボのコネクタと一緒だったので、その辺にあったコネクタ(JR用)を付けてみました。
実際にはめてみると、なぜかふたが閉まらない。 いや、しまるのだが「パコッ」とあいてしまいます。
よく見ると、ニッケル水素バッテリーの形に合わせてプラスチックのリブがあるではないか!
ニッケル水素バッテリーの形状カーブに合わせて作られたリブに、リポの角が当たってしまい少し浮いてしまっている状態になってしまいます。
そのままでは、何ともならないと思ったので、リブをカッターナイフで切ってみました。
すると、ばっちり収まりました! (^o^)/
本当にちょうど良い感じ。 まるであつらえたようです。
電源を入れてみると、当たり前ですが普通に動きます。
容量は純正の1700mAhニッケル水素バッテリーに比べ、400mAh多い2100mAh。
電圧の差が、たった0.2Vではありますが、使用時間も容量の差以上に伸びるのではないかと期待しています。
ただ、今回使用したコネクタはJR用だったので逆さまでも刺さってしまいます。
バッテリーの極性間違いが心配だです。(逆にさしても信号線なので大丈夫とは思いますが、あえてやってみることは避けました。)
持った感じは、ずいぶん軽くなった気がします。 それもそのはずバッテリーの重量差が約100g。(リポ100g弱、ニッケル水素約200g強)
でも、違和感はなく、2.4Gでアンテナも短いので、前後バランス的にもちょうど良い感じです。
現在は、改造したばかりなのでこれから長期テストに入ることになります。
結果は、後日また御報告いたします。(^o^)/